大切にしたい、自分らしくいる為のベストバランス|野田市 アイキャリア



結婚するしない・子どもがいるいない
などの役割や
年齢・経済状況・住む地域などの背景は
女性たちの様々な選択に大きく影響します。

ここでは
役割・背景を自分のものにし、
自分の生き方に向き合い、
自分に納得しながら生きている、
そんな素敵な女性たちを特集します。





今回は一般企業で事務のお仕事をしている

Kさんにお話を伺いました。



■本日はよろしくお願いします!

はじめに、現在の状況を教えて下さい。


現在、主人・高校3年生の息子・そして
この春社会人デビューする息子と4人暮らし
です。

市内の会社で事務の仕事をして5年目に

なります。



今の仕事は、パート社員で入社して、

契約社員、正社員とキャリアアップしてきました。


正直すごく忙しくて、

やらなきゃいけない事も多い、

覚えることも多い、休みも取れない、

残業が続く、帰宅しても仕事のことばかりを
考えている毎日でした。


私は以前から、“仕事と自分時間のバランス” 

に課題を感じていました。

心配性で小心者な性格なので、

「相手に迷惑をかけられない」

という気持ちが強く、
ずっと仕事が中心になっていました。


でも最近になってやっと、

自分の中で「切り替える」ということが

できるようになったんです。

休日はきちんと休むし、

出来ないことがあってもいいんだ、

完璧じゃなくてもいいんだって思ったら

気が楽になって、

身体も健康になった気がします。




■忙しくて残業も多い…

プライベートの時間も仕事のことばかり

になっていたんですね。

仕事を辞めるのではなく、自分の考え方を

変えた理由を教えて下さい。




そうですね、自分の中で、仕事を辞めるとか
転職する時は前向きな理由でありたいんです。

後ろ向きな理由で辞めると、

なんだか逃げたみたいだし、

次のステップに進むなら

自分で納得した状態で進みたいと
思っています。



■入社して5年目。今に至るまでいろいろ

とご苦労があったと思いますが…




生活の8割は仕事になっていましたね。

でも自分の身体の事、年齢の事、体力の事、

いろんな不安があって

“このままじゃいけない”って思ったんです。




■先ほど「心配性で小心者」とおっしゃっ

ていましたが、とてもご自身のことを理解

されている様に感じます。

だからこそ“このままじゃいけない”と

意識を変えることが出来たのですね。




そうですね。慎重で心配性、小心者の自分は
ずっと変わらない自分なので

この自分を理解し、受け入れて、

うまく付き合っています。

もちろんこれがプラスの面になることもありますしね。

自分をいかに活かしていくかだと思います。




私、仕事は大好きなんです。

私にとって仕事とは、

自分を成長させる手段で

自分を楽しむための手段なんです。




そして更に大切なものは「自分の時間」。

自分の時間に人と会うことが好きで

いろんなタイプの友達と会い、話をし、

「仕事だけ」「子育てだけ」に偏らず

バランス取れてるのがちょうど良い。


そのバランスを崩してまで仕事をするのは

ちょっと違うなと思ったんです。




■「子育て」のお話が出ましたが、

お子さんが小さかったころのKさんについて

教えて下さい。




自宅でできる仕事や、
子どもの長期休みに合わせて休める仕事など、
子どもの成長に合わせて働いてきました。

子どもが大きくなり長期休みの心配も

いらなくなった頃、次のキャリアを考え、

働きながら独学で簿記と

MOS(=パソコンのスキルを証明する資格)
の勉強をしました。

私自身、新しいことを覚えるのが好きで

すごくワクワクするんです。



ですから、子どもの成長と自分の好奇心の

タイミングを上手く合わせてきたって感じです。




■次なる好奇心が湧いたタイミングを

素通りせず、ご自身の転機にされている

んですね。

簿記やMOSの資格を取っても経験がない

状態だったと思いますが、

転職にためらいはありませんでしたか?




もちろんありました。

ですからまずパート社員から始めたんです。

とにかく、自分ができること、

例えば挨拶とか電話対応とかはしっかりやろうと

決めていました。

周りの方々の支えもあり今に至っています。



■お子さんが大きくなった今だからこそ

言える「子育て」について思うことはありますか?




完璧じゃなくていいんだ、と
今だからこそ思います。

何だか先ほどの仕事の事にも通じますね(笑)




人と同じじゃなくていい、

周りの子と比べなくてもいい、

個性や興味の違いを認めてもっと伸ばしてあげれば良かったと

思うところがあります。



子どもが小さい時は、

それこそ他の子はできるのにうちの子は…
とかもありましたし、
大きくなれば進路の問題なども出てきます。


子どもって親が思っているよりも、

ちゃんと自分に納得した選択をして生きているんだなと…。



親としての自分の小ささを、

後から感じる出来事は多々ありました。

当たり前ですが、

親の人生ではなく子どもの人生ですからね。



今は子どもに相談相手になってもらうこともあります。

子どもが成長し、

子どもが子どもでなくなった今、

子どもの意見(若い子の意見)も聞けて、

なんだか世界が広がった気分です(笑)

 


■これからのKさんについて夢や目標が

あれば教えて下さい。




自分がしたことで誰かが喜んでくれる、
元気になってくれる、

そして自分も元気になれるような、

前向きな仕事をしていきたいです。



それと今、仕事帰りに1時間ぐらい

図書館に寄って勉強する時間を作っています。

興味あることを学ぶってすごく楽しい!

ワクワク集中している時間って

無心なんですよね。

無心になれる時間って

本当に大事だなと思います。



■ “無心になれるほど集中できるもの” に

なかなか出会えない人もいると思うのですが。




少しでも興味が湧いたものは
とりあえずやってみる、

その世界を覗いてみることにしています。

いつかどこかで役に立つかも、ぐらいの

軽い気持ちが良いのかもしれません。



■ フットワークを軽くってことですね。

最後に人生のモットーがあれば教えて下さい。




笑う門には福来るですかね(笑)

やっぱり笑顔でいられる人生でいたいと思います。

それが一番自分らしいかなって。

だからこそ大切な

自分時間と仕事のバランスは、

私にとってすごく大切な事だと思います。


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