老いても自立していたい。そして老後は地域の人と共に暮らしたい|野田市 アイキャリア
年齢・家庭・住む地域などの背景は
女性たちの様々な選択に
大きく影響します。
ここでは
役割・背景を自分のものにし、
自分の生き方に向き合い、
自分に納得しながら生きている、
そんな素敵な女性たちを特集します。
今回は、仕事をしながら
自己実現に向けてスタートを切った
Yさんにお話を伺いました。
■本日はよろしくお願いします!
はじめに現在の状況を教えてください。
今から約6年前、
主人の転勤をきっかけに
東京都練馬区から
野田市に引っ越してきました。
現在はパートで働きながら
長年憧れていた事を
何とか形にできるよう
少しずつですが動き出しています。
■まず、野田市に住んでみた
感想を教えてください。
自然が豊かで、
生活圏内に必要な環境が
整っているので
暮らしやすいと思います。
練馬区の友人と別れるのは
寂しかったですが
野田市は交通の便も良く
都内にも出やすいですし
新たな生活のスタートには
特に不安もありませんでした。
■先ほど「長年憧れていた事」と
お話がありました。
詳しく教えていただいても
よろしいでしょうか。
活動するにあたっての屋号は
tomo庭
~四季の生きものとともに
暮らす庭づくり~です。
「庭」という場所を起点に
地域のつながりを作ることが
出来たら良いなと考えています。
ふらっと誰かが
立ち寄れる場所
話せる場所
性別国籍関係なく
誰でも繋がれる場所を
「庭」で実現したいなと
思っています。
■Yさんがその憧れを抱く
きっかけは何だったのでしょうか?
練馬区に住んでいた時に
園芸療法活動を行っている
NPO団体と出会いました。
ガーデニング活動などを通して
「人と自然」が触れ合い
「人と地域」が集い
「人と人」の心を結ぶ場所。
その場所にとても
居心地の良さを感じたんです。
それぞれが土を触ったり
手を動かしたりしながら
話を聴いてもらい
共感してもらえる。
植物の癒しの効果も加わり
後にそれがカウンセリングに
繋がっているという事も
教えていただきました。
とても素敵だと感じました。
向かい合い目を合わせて
話す事だけが
カウンセリングではないのだと
初めて知りました。
その頃から私も
「ここに来て話して良かった」と
感じてもらえる場所を
作りたいと思うようになりました。
■昨年、それまで温めていた想いを
実際にスタートさせたそうですが
行動力の秘訣があれば教えてください。
家の庭に、先を見越して
ぶどうやローズマリーという
実りのある植物やハーブを
植えていました。
しかしそれは単なる
一人活動であって、
実はなかなか外に向けての
一歩は踏み出せていませんでした。
ですが私には
夢や想いを膨らませて
盛り上がれる仲間やつながりが
近くにありました。
仲間のやりたい事を
それぞれが支え合い、
つなぎ合わせて
いつかひとつの形にしたいね、
と話したことがあります。
その時に灯った小さな火を
絶やしてはいけない、
絶やすことなく
どう長持ちさせるかを
私は考えました。
そう考えると自然と
行動に移す事ができました。
私は自分のためよりも
「誰かのために」
という想いが原動力なのだと
気付きました。
■行動してみて
どんな変化がありましたか?
子どもたちが庭に
テーブルを出して
通りすがりの方と交流していた
のには驚きました。
またある時はポストに
お礼のお手紙が入っていたり
ご自宅で育てたお野菜を
いただいたり予想も
していなかった事が
次々と起こりました。
初めは気恥ずかしいですし
正直今も恥ずかしさはあります。
ですがもう後戻りはしません。
進むだけです。
■今不安なことや壁があれば
教えてください
子どもが成長し
お金がかかる時期になりました。
自分がやりたいこと、
やらなければいけない事の
バランスや比重が難しいです。
「パートの仕事を辞める」
という選択肢も
「tomo庭を辞める」
という選択肢もありません。
自分の役割も果たしながら
好きな事も諦めない。
そのバランスは
常に意識していこうと
思っています。
■ご家族はYさんの活動に
どんな反応ですか?
家族は今のところ
冷ややかですね(笑)
どちらかというと
私はその冷たい反応を
面白がっているところもあります。
私は子どもたちに
「人生一度しかないから」
という事を
日々伝えていますので、
何か楽しんで
夢中になっている母の姿を
見せられればと思っています。
■これからのtomo庭活動
についてと、今後の夢があれば
教えてください。
私自身老いても自立していたい、
そして
老後は地域の人と暮らしたい
という気持ちが強くあります。
自分のやりたい事があるならば
いつ芽吹くかわからない事でも
早め早めに種をまくことが
必要です。
自宅の庭に蒔いた桃の種が
1年後に芽吹いた時に
強く思いました。
tomo庭活動の大きな夢の一つに
「地域の自治会館を
開かれた場所にする」
というものがあります。
今ある地域資源を最大限に活かし、
子どもたちやその次の世代まで残したい。
後継者がいれば
その場所は必ず残っていくと
思っています。
憧れでスタートしたtomo庭は
まだまだ誰かの真似っこだったり
自分自身がブレブレ
だったりの状態です。
ですが、これからのtomo庭で
出会う人・コト・モノを大切にし
柔軟な変化を重ねながら
少しずつ自分のtomo庭を
創り上げていきたいと
思っています。
◾️tomo庭公式LINEはこちら
https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=485vwrdh
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